近年、ソフトウェア開発における効果的な品質管理方法のひとつとして、「バグトラッキングシステム」(Bug Tracking System:BTS)の導入が行われています。
ソフトウェアテストで検出したバグをメーリングリストや表計算ソフトなどを使って手作業でバグを管理するのではなく、バグトラッキングシステムを導入することで、開発プロジェクトの関係者がお互いにいつでも最新のバグ情報を参照することが可能になります。
バグトラッキングシステムへのバグの登録、管理者による修正を行う開発担当者のアサインと担当者への通知、バグの修正、テストチームによる修正確認まで、バグ1件1件に対するすべての対応履歴を残し、状態管理を行なうことにより、効率良く品質の高い作業を行うことができます。
バグトラッキングシステムの導入によるプロジェクトの事例です。
■バグトラッキングシステムの導入前、バグ管理の問題点
- 更新履歴が分からない
バグ登録から修正、修正確認まで、誰が、いつ、修正し、確認したのか等更新の経緯が分かりにくい。
- 他のバグと関連付けができない
ブロックバグ、同様のバグ等の関連付けや追跡ができない。
- ヒューマンエラーが起こりやすい
バグ報告の記入誤り、バグ報告の紛失等が起こりやすい。
- 同じバグを重複して検出してしまう
同じバグを二重に検出して数えてしまい、残バグ件数等が正確に把握できなくなり、適切な品質分析ができない。
- 複数の製品開発でのバグ管理が困難
同時並行して製品を開発する場合、バグの管理が煩雑になる。
■バグトラッキングシステムの導入後、バグ管理の改善点
- バグ報告プロセスの確立により、作業上の抜けや漏れを防止
バグ報告から解決までのプロセスが確立され、バグ対応の抜けや漏れを防止することができた。
- 常に最新の状況を把握
バグ情報の変更通知メールや履歴参照機能によって、バグの対応状況を迅速に把握することができた。
- レポート出力
簡単な操作で担当者別・ステータス別のバグ件数、バグ一覧、信頼度成長曲線などのレポートが出力でき、バグの早期対応、対策、品質分析ができた。
- バグ解決までの作業時間が短縮
バグトラッキングシステムでの情報共有や検索機能により、バグ解決までの時間を短縮することができた。
- バグ情報を一元管理し、セキュリティをより強固に
バグ情報はバグトラッキングシステムのDBに保存されるため、ファイル、フォルダにバグデータが散逸せず個々のPCにデータが残らないので、情報流出を防ぐことができた。
バグトラッキングシステムの導入に不安ですか?
- インストールやセットアップが不安、専門家はいないか?
- 標準機能を一部変えて、使い易くする方法はないか?機能をカスタマイズできないか?
- 関連者に説明するための手順書やガイドラインはないか?
- バグの分析に最適なコード体系を教えてくれないか?
- バグ情報を利用した不良の分析レポートを作成できないか?
SQCのテストツールソリューションは、バグトラッキングシステムの環境構築から初期設定、運用、コンサルテーションまでを、バグ管理のノウハウを 持ったテストエンジニアがサポートし、実現いたします。
- 構築支援サービス
お客様のニーズに最適なバグトラッキングシステムの選択と導入、インストールやセットアップを行います。
- 機能カスタマイズサービス
バグトラッキングシステムの機能をお客様の開発プロセスやご要望によりカスタマイズを行います。
- 運用支援サービス
バグトラッキングシステムを使用したバグ管理の運用を支援します。操作マニュアルやバグ管理のガイドラインの作成、自動通知メールによる情報共有などの運用を支援します。
- 品質管理システムのコンサルテーション
バグトラッキングシステムを中心とした品質管理プロセスの運用をコンサルテーションします。バグの各種分類体系の設定や、品質分析レポートの作成等を支援します。